二次創作を許可制に!? 同人界を脅かす「吉川あかり」とは何者なのか


現役女子高生ファウンダーという肩書きが目立つ「吉川あかり」が発案する、二次創作の許可制が話題を呼んでいます。

吉川あかり 現役女子高生ファウンダーに“二次創作”に革命を起こすビジネスプランを聞く by 遠藤諭
出典(画像引用元):http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/342/342915/

まず、二次創作は、公式からの許可を受けて作成するものではないことから、著作権侵害という問題があります。
その一方で、このような二次創作作品は、同人誌という形でコミックマーケットのような大規模イベントで頒布されているという事実。

この矛盾は、ひとえに「公式が二次創作について目を瞑っている」という暗黙の了解があってのものでした。
ここに一石を投じるのが、女子高生ファウンダーこと「吉川あかり」の『コミッククラウド』です。




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「吉川あかり」とは何者か

StartupWeekendOsaka Womenという起業家イベントにおいていくつか賞を受賞しており、現在、総務省実施の「異能vation」というICT(情報通信技術)分野の優秀な人材確保を目指す企画の一次試験を通過していることから、起業等に対して非常に高い意識と技術を持っていることが分かります。

小学校3年から中学1年まで両親の仕事によって上海に滞在していたことがあり、それが今回の「二次創作の許可制」に繋がっていることや、受験を控えている身であることも週刊アスキーの記事によって判明しています。



『コミッククラウド』に対するTwitterの反応




現役女子高生ファウンダーが提唱する「二次創作に革命を起こすビジネスプラン」は誰がためのモノか?

http://togetter.com/li/876389

「吉川あかり」の新しい発想に賞賛を送る声がある一方で、あくまで具体的な実現には難色を示す声が多いです。
実際に同人活動を行っている人からは、「何も分かっていない……」というような厳しい意見も。

そして、実はこの『コミッククラウド』とはまた別の形で、二次創作に対して許可を取ろうとする動きが最近ありました。


公式に「二次創作=合法」の言質を取りたがる人たち

同人界において、今までグレーゾーンだった部分に一歩踏み込む動きが出てきています。
二次創作について公式に問い合わせた刀剣乱舞プレーヤーに対して、多くの批判が集まったのは9月上旬のことでした。

二次創作はグレーゾーンか? 「公式への問い合わせ」の是非

http://togetter.com/li/869021

公式に問い合わせた本人である黒猫まい(@girlsside2)及びそれを擁護するε( ε^o^)э(@_91n)の主張としては、

「ここまで二次創作の規模が大きくなってきているのだから、もはや無許可・黙認で出来る範囲を超えている。公式に許可をもらって正々堂々とやれよ」

ということです。
それに対して、Togetter内でも散々言われているのが、

「公式は黙認するけど、聞かれてしまえばダメと言わざるをえないから聞くな」


という暗黙のルールです。

※ この騒動が大きくなった原因は、実際の批判に対して反論を返していたε( ε^o^)э(@_91n)の態度が、既存のルールを守っていた二次創作者たちに対して疑問を投げかけつつも煽るような態度が見られたことによるもので、騒動の本質について事例として挙げるほどのものだったのか疑問はありますが、ここ最近の二次創作に対する考え方を示す一例ではあったと思います。


ニトロプラスが同人用のガイドラインを設定していることもあり、比較的若い世代にとっては、そもそも「公式から隠れなければならない」という認識自体が薄いようです。
二次創作を認めることが版権側にとってもイイ!という発想は、「吉川あかり」に通じるものがあると思います。
その発想に対する反論も、Togetter内では散々言われているのですが、彼女の耳に届くことはあるのでしょうか。



まとめ

同人界からの反応を一言でまとめると、「いらんことしやがって、黙ってろ!」という感じで厳しいですね。
中には合法化を好意的に捉える方もいますが、二次創作の中には公式には見せられない、つまり原作に反するものの、それ故に面白いコンテンツが多くあるとも思います。

今はみな等しく「無許可」であっても、許可制が出来ると「無許可」のジャンルと「許可」のジャンルが出てきますよね。
ではそのとき、「無許可」のジャンルのファンは二次創作を自粛しなければならないのでしょうか。
自粛しなければならないとしても、するのでしょうか。既存の二次創作作品は?

公式が「黙認はするけど、どうしても明言して許可は出せない」という態度をとる場合の対応策や、現実としてすべての版権元に許可をとることが不可能であることからも、結果として、「協力してあげる立場になりたい」という「吉川あかり」の思いとは真っ向から反してしまうのではないでしょうか。
二次創作におけるコストに+αとしてライセンス料がかかるのも、分かりやすく二次創作という文化を失速させるように思います。

「協力してあげる立場になる」という名目を失ってしまうと、「吉川あかり」は完全に「二次創作者と原作者の間に突然割って入って、上前を跳ねる極悪人」になってしまう。
原作者と同人との関係がよりよいものになることを祈ってはいますが、少なくとも悪化させるようなことはしてほしくないと思います。


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