宇江佐真理が乳がんで死去。髪結い伊三次ほか、おすすめ作品とその経歴について

宇江佐真理 伊三次 出典:http://www.saga-s.co.jp/news/national/10207/247513

作家の宇江佐真理さんが享年66歳で亡くなりました。
個人的には好きな作家だったので、ショックが隠せません。
ここでは、宇江佐真理さんの経歴に触れるとともに代表作、
おすすめ作品について触れています。
悲しいことですが、これが宇江佐真理作品に触れる機会になることを祈って。

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宇江佐真理とは

本名   伊藤香
生年月日 1949年10月20日
出身地  北海道・函館市
職業   作家
最終学歴 函館大谷女子短期大学
活動期間 1995年 –
ジャンル 時代小説
代表作  髪結い伊三次捕物余話
処女作  幻の声

主な受賞歴としては、1995年に「幻の声」でオール讀物新人賞、
1999年に「深川恋物語」で吉川英治文学新人賞、
2001年に「余寒の雪中」で山義秀文学賞を受賞しています。


29歳で結婚、子供も

宇江佐真理さんは29歳で結婚しており、喪主は夫の伊藤仁志さんです。

子供の情報がありませんが、喪主を務めていないということは子供はいないのでしょうか。
しかし、小説を読んでいると、なんとなく子供がいるのかな、なんて
思ってしまう私は単純なのかもしれません。

あの暖かい作風に母親を感じてしまうのですが。


代表作「髪結い伊三次」とは

宇江佐真理さんの処女作「幻の声」の主人公、伊三次を主人公としたシリーズ。
処女作がそのまま連作化するというのがすごいですよね。



あらすじを紹介すると、舞台は江戸時代。
主人公の伊三次の職業は、出張髪結い業です。
実は、伊三次のもう一つの顔があり、それは髪結い道具の髷棒片手に悪に立ち向かう
北町奉行所同心不破の下っ引きでもあるのでした。
江戸の風俗・情緒を如実に描きながら、どこか面白おかしい、
そしてちょっとしんみりする味のある小説です。

中村橋之助主演でテレビドラマ化されたことに加えて、
NHKラジオ第1放送「新日曜名作座」でオーディオドラマ化されるほどの人気でした。


死因は乳がん

最近、乳がんのニュースが目立ちますね。
宇江佐真理さんの死因も乳がんでした。

宇江佐真理さんのおすすめ作品

個人的に、漫画家の杉浦日向子さんが好きな人は
宇江佐真理さんの作品、好きだと思います。
江戸時代の人々の生き方をリアルに描いているという点では似ていませんか?

それゆえに、宇江佐真理さんの作品は杉浦日向子さんに劣る、
なんて言われることもあるのかも知れませんが。


余寒の雪

個人的におすすめしたいのが「余寒の雪」です。
これは短編集なのですが、江戸時代というのは女性が生きていくうえで
とても不自由な時代なんですね。
まあ、現代もそうですが、それよりずっと不自由です。



江戸時代の女性を様々な形で描いた作品が、「余寒の雪」です。
短編集なので、一人の女性ではなく、多くの女性に触れています。
不自由さを甘んじて受け入れる人、それに逆らう人、
遊女屋から身請けされた女、浄瑠璃語りをやる女、女でありながら剣士、そんな人々。


深川にゃんにゃん横丁

猫好きな人におすすめしたいのが、「深川にゃんにゃん横丁」です。



深川の山本町にある通称「にゃんにゃん横丁」には、たくさんの野良猫が住んでいて、
この長屋を中心にした人情溢れるストーリーが6話。

猫成分はそれほど濃いとは言えませんが、野良猫たちがいい味出しています!

号泣して大騒ぎするほどではありませんが、しんみり、じんわり心に染みる、
個人的には冬に読みたい話を書く人だなあと思いました。

例えば、創作作品でこの時代を取り扱いたい人は、
資料的な意味でも参考になることが多いのではないでしょうか。
まあ、フィクションはフィクションなんですがね。

私も宇江佐真理さんの作品にはわずかに触れたことがあるだけで、
ファンと言っては本当に好きな人には怒られてしまうと思いますが、
暖かい作風が好きでした。
とても残念に思っています。
これを機会に、もっと宇江佐真理さんの作品を読ませていただきたいと思っています。


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